資格が全てではない…
おはようございます!七海ひかりです。
いつもブログやメールを読んでくださっている方の中には私のセッションを受けられた方も
いらっしゃると思うのですが、相談をする時ってどのような基準でお願いしよう!と思ってくださいましたか?
今日の内容にもつながってくるのですが、最近ちょっとした話を聞いきました。たまたま夫婦カウンセリングを受けました!という方がいらっしゃって聞いていたのですが、内容にとにかくびっくりしてしまったのですよね…
<夫のモラハラに悩んでいた女性>
・あなたの我慢が足りない
・旦那さんかっこいいのに何が不満なの?
・子供のことを考えれば離婚しない方がいい
というようなことを言われ、悩みが解消するかもしれない!と思っていたのに、かえって苦しくなってしまったといいます。。
この夫婦カウンセリングの方がどのような目的でされているのか?みると、
①夫婦間のトラブル解消のため
②夫婦の絆、関係性の向上
のためにお互いの想いを知る場所になること、関係性を継続していくためにはどんなことが必要なのか考える場所。
そんな感じでしょうか・・・。
ですが、このカウンセラーさんの場合の大きな課題は
・主観で善悪のジャッジをしていること
・中立の立場になれていない
・否定をしてしまっている
という点にあります。
我慢させることが本当の意味での問題解決なのかどうか。
誰の問題を解決させたいと思って行なっているのか。
ここをしっかりカウンセラー側も明確にしなければならないなって思います。さらに、心理学系の資格も数十個保有しているので、きっとめちゃめちゃ勉強されていると思うんです。
でもこうなってしまっているのは、カウンセラーさん自身の問題というよりもカウンセリング業界そのものの問題だと思います。
心理職系の資格が簡単に取れてしまう時代。Googleさんなどで「カウンセリング 通信講座」など調べてみると、本当に様々な民間資格が出てきます。
しかし、本当に大切なのは「資格」でも「知識」でもないと個人的には感じます。
カウンセリングは対人支援。
人との関わりの中でその方が本当に苦しいことをしっかりと汲み取るチカラ。
表面に出てきているクライアントの言葉が本質なのかどうかは、そのまま受け取っていては苦しさを生み出している背景まで気がついて問題解決ができません。
この人の場合、本当の課題は「離婚するか」どうかではないんですよね。
・モラハラを受けていて苦しい
・自己肯定感が低くなってしまっている
・モラハラを生み出している根本原因の探索と解消
・なぜ我慢し続けてしまうのか
夫婦のどちらかが苦しい、悪い。そういう話ではなく、互いに抱えている思いはなんなのか?という部分を寄り添っていくことなんじゃないかな。
我慢や自己犠牲ありきで成り立つ夫婦関係は、そのままでは解決していきません。表面上の夫婦関係になっていくだけで、それこそ誰も幸せになっていかないと思います。
今統括マネージャーを務めているリカバリーセラピスト養成講座でも、ある程度基礎的な部分は必要ですし学んでいただきますが、
カウンセラーを探している時も、カウンセラーとして活動先や学ぶ場所を探している時も。資格や知識がすごい!だけではなく、
★知識や理論よりもどんな目的で行っているのか★
ぜひ見極めてくださいね。そして、どのレベルの問題解決を目的としているのかも見てみてください。
・悩みや愚痴聞き(共感・傾聴の対応)
・アドバイスをくれる
・苦しさの根本の問題解消(認知行動療法・潜在意識の書き換えなど)
この辺りもぜひ調べてみてくださいね。
支援者やカウンセラーとしてクライアントと関わる際にも、ご自身がどのレベルでかかわっていきたいのか意識はしていってみましょう。
問題解決型のカウンセリングを学びたい方、2月も技術体験講座を行います。短時間で深い問題に気づき、クライアントの言葉が本質かどうか判断するスキルについて学びます。
ぜひチェックされてくださいね^^