こんにちは。元精神科ナース・メンタルセラピストの七海ひかりです!
うつ経験があったり、HSP気質があっても自分らしくいられる働き方ってないかな?
メンタルの不調を経験したことがある方にとって、働き方や環境って大切ですよね。1日の中で「仕事」をする時間が多いからこそ、できるだけ心地よさを感じながら働きたい!!
私は病院の看護師として働いていましたが、うつ症状を経験したことをきっかけに働き方を見直したいと考えるようになりました。
病院看護師時代は愚痴や不満・我慢ばかりの生活でしたが、今では働く時間や場所・体調・収入などをある程度コントロールしながら働けるようになりました♪
今回はうつ経験者やHSPさんで、自分らしい働き方を探している方、起業という働き方に興味がある方に向けて体験談やメリット&デメリットをお伝えしていきたいと思います!
うつ経験から起業をした理由
私が働き方を見直す大きなきっかけとなったのは、出産を経験したことです。
コロナ禍での出産ということもあり、公的機関の母子支援などはほとんど受けられない中、産後のメンタル不調がひどく、家事はおろか娘の面倒を見ることもやっとという状態。
あっという間にうつ・育児ノイローゼになり、ベランダの外を見ては「飛び降りてこのまま楽になりたい」という気持ちになったことも何度もありました。
辛い中でも、どうにかしなくてはと思わせてくれたのも娘の存在が大きかったです。
唯一、娘の存在が当時の私の中に残る理性を支えてくれていたと今では思っています。
「なぜ看護師という安定の職業を手放したの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
私が病院の看護師を辞めて起業することを選んだ一番の理由は、
「自分も家族もみんなで笑顔でいることを大事にしたい」という気持ちが大きかったから。
それに、小さな子を抱えながら夜勤やストレスフルな病院で元気に働ける自信が私には持てなかったのです。
もちろん、我慢しながら働くことだってできたのですが、我慢した先でまた家族を守れなくなったら?笑顔を見れなくなったら?
これはもう耐えられないと感じていました。そんな時にSNSで出会ったのが一般社団法人FP看護師パートナー協会の理事である高梨子あやのさん。
高梨子さんも、育児と仕事の両立する中で抑うつ+育児放棄状態を経験されており、離婚を機に起業をされています。
現在はシングルマザー支援や起業支援などを行なっているのですが、当時の私にとっては「ママでもこんなに輝いている人がいる!」「自分の苦しさを希望として伝えることで助かる人もいるんだな」
と強い希望の光を感じたことを今でも覚えています。
看護師という職業柄もあり「人をサポートしたい」という想いも強くあったので、
同じ職業の方が、自分らしくイキイキと楽しそうに働いている姿にとても感動をしたんですよね。
私も周りを元気にしながら、自分も人生を楽しみたい!
そんな想いがつよくなり、高梨子さんのもとで起業について学び始めました。
実際に起業をすると決めるのには、不安が全くゼロだったわけではありませんでしたが、
心から自分が楽しめる場所で働きたかったし、娘にも働くことって楽しいよ!って背中で語れるママでありたかった。
それに、やらない後悔よりも一度チャレンジしてみてから決めるのでもいいんじゃないかなって思ったんですよね。
行動を変える時って誰でも「不安」になりますが、不安になりすぎると行動ができなくなってしまいがち。
自分らしく生きたい!という気持ちには正直になり、ぜひ起業をするメリットの方にも着目してみてほしいなと思います^^
HSPさんは起業に向いている?!
あくまで個人の意見ではありますが、HSPさんって起業という働き方が向いているなと思うんです。
その理由は大きく3つあると思っています。
①とことん他人目線になる必要があるから
「自分軸」が生きづらさを手放すための考え方として定着しつつありますが、起業して働き方を作っていく上では「他人軸」の方が大事なんです。
特にカウンセラーやセラピストなどの支援者、コンサルタントを目指すなら
どんな人なのか?
どこに住んでいる人なのか?
どんな仕事についている?
家族構成は?
など、お客様になる人の身の回りを徹底的に深掘りして考えていく必要があるのです。
HSPさんは共感能力が高かったり、他人の気持ちに敏感な方がきっと多いと思います。
それが辛いという方もいるかと思うのですが、
相手の気持ちを深く理解できるというスキルは、起業をする上ではいちばん必要なスキルだと思っています。
辛い経験があるからこそ、相手に寄り添うことができるようになります。
自分が辛かった時、こうしてもらいたかった。
こんな人がいたら嬉しかったな。
そこを再現するだけでも、未来の誰かを助けることにつながりますよ^^
②体調などに合わせて仕事量や時間・場所などをコントロールできる
職種にもよるのですが、ある程度は時間や仕事内容もコントロールしながら働けるようになりました💡
休みたいと思ったら横になることもできるし、午前中は仕事をして午後からは家族と出かける…など結構柔軟にスケジュールも組めるように^^
自分で仕事をするかしないかを決められるのですが、その分自己責任ではあります。
でもそれ以上に、自分や家族を優先することもできるという点で今の私にとってはありがたい働き方だなと思っています!
③メンタルが落ちにくくなった
さらに起業をすると、常に自分と向き合っている方とのご縁が増えていきます。
前向きに自分のことや働き方、人生と向き合っている方々ばかり。その環境にいることで自然と私自身も前向きになれるんです。
時間も有限です。
少しでも質のいい日々を過ごしたい!だからこそ、自分や周りも心地よさを感じられる時間を過ごしていきたいんですよね。
愚痴ばかりな時間、ストレスフルな時間よりも
未来を一緒に考えながら、お互いに学びを受け取り合える。そんな時間が過ごせるようになり、ありがたいなーと感じています。
過ごす環境が変わると、自然と体も、受け取る情報の質もどんどん変化していきます。
抑うつ経験×HSPで起業してみて感じるメリット&リスク
ここまで、うつ経験者×HSPの私が起業してみての良かった点を中心に紹介してきましたが、少なからずリスクと思う点もあるため合わせてお伝えしていこうと思います。
メリット
- 働く時間を選べて自由になりやすい
- 体調に合わせて休む日も決められる
- 人間関係のトラブル、悩みが激減
- 自分の得意なことで喜んでもらえる機会が増える
- 自己肯定感や受容感がアップ
- 上司や同僚へ気を使うなどの精神的ストレスが減る
- 休む時も気を使わず済む(職種や仕事による)
- ご縁や人間関係が広がる
- 学びが多くて人生勉強になる
- 自分と向き合う機会が増えて成長できる
リスク
- 全てにおいて自己責任となる
- 孤独になりやすくモチベーション維持が大変
- 結果になるまで時間がかかるため、挫折しやすい
- 学び続けるための資金繰りとも向き合う必要がある
- 最初は一人でやることが多いため、タスクや時間管理が必要
- 一人経営だからこそ迷いが出てきやすい
それでも継続させるためには?
- 最初にしっかりゴールを設定しておく
- 起業する目的や軸の思いを具体化
- ゴールから逆算して行動を考える
- お客様の理解を深める、リサーチ
- 時間を生み出すために家事などをルーチン化する
- 知識だけではなく、メンタル面も向き合ってくれるサポーターを見つける
- 自分から一緒に頑張りたい!と思える仲間を見つけにいく
自分らしく働くことは諦めなくていい
うつなどを経験してきたからこそ、自分らしく働きたい!家族を大事にしながら生活したい!という気持ちが強くなりました。
個人的には、メンタルの不調を経験してきた方にこそ起業という働き方もぜひ視野に入れてほしいなって思います。
大変なことも多いのですが、それ以上に学べることも、感動することも増えたので今ではこの働き方を手放したくない!!と思っています♪
「働く=我慢」という方もいらっしゃるかもしれませんが、本来お仕事というのは理想を実現させるためのツールの一つです。
もしかすると、自分らしく働くことも、心地よい生き方を追い求めることも、ストップをかけているのはあなた自身かもしれません。
捉え方や意識の持ち方次第で実現は可能です♪
あなたにとっての自分らしい働き方や生き方をぜひ広い視点で考えてみてくださいね^^
753placeでは、「ほっと和む場所づくり」を目標に、鬱などのメンタル不調で悩む女性のサポートを行なっています。
目の前にいらっしゃるたった一人の人を救いたいという気持ちと同時に、同じような志を持つ仲間も増やしたいと考えています。
そんな支援を行う側も日々悩み、苦しみを抱えているただの人です。
「救いたい!」「自分と同じような苦しみを味わって欲しくない」と活動を志した方々が支援の輪を広げていけるように。一緒に想いをカタチにしていくために
カウンセラー向けの伴奏型コミュニティではビジネススキル、マインド、自分との向き合い方、心のあり方などを学ぶ場所を提供しています。
- 自分の苦しかった経験を希望として周りへ伝えたい
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このような思いのお持ちの方は、もしかしたらお力になれることがあるかもしれません。
ぜひ気軽にメッセージやお問い合わせくださいね。
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この記事を書いた人
ROFILE
七海 ひかり
753Place 代表/元精神科ナース
千葉県白井市出身、現在は東京都福生市在住。
子煩悩の夫と2歳女児と3人で暮らす。
人生で2回大きなメンタル不調を経験したことをきっかけに、カウンセリング事業を開始する。
現在はうつ等メンタル不調に悩む女性専門の個別相談と、カウンセラーや支援者向けの起業とメンタルサポートの2軸で事業展開を行っている。
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